
ライブ配信アプリの市場規模は?今からビジネス参入するのはアリ?
近年では、スマホ1台で誰でも簡単に物事を発信できるライブ配信に注目が集まっています。広く注目されているため、ライブ配信を活かして何かビジネスにつなげられないかと考えている方もいるでしょう。そこで今回は、ライブ配信アプリの市場規模の現状や、ビジネス参入の展望について解説していきます。
ライブ配信アプリの市場規模は大幅に増加中!
結論からお伝えすると、ライブ配信の市場規模は年々大幅に増加しています。株式会社CyberZ・株式会社OENが実施した調査によると2020年時点でのライブ配信の市場規模は140億円であり、今後さらに増加していくことが予想されるとの見通しでした。2023年で700億円、2024年には1,000億円規模まで到達すると考えられています。最近では新型コロナウイルスが流行により、アーティストなどによるリアルでのライブは開催しづらく、また一般の方々も極力外出をしないようにする人が増えている状況になっています。このような背景からも、家にいながら手軽に利用できるライブ配信の需要が高まり、市場価値も大幅に増加しているのです。また、オンラインでのグッズ販売においてもライブ配信を活かして、グッズの詳細をファンに直接伝えて購買の促進が狙えます。今や生活の一部となり始めているライブ配信は、コロナが収まってからでもさまざまな活用方法があり、需要があるでしょう。近い将来では、リアルとライブの棲み分けがさらに進められていくのが予想されます。
ライブ配信アプリの市場規模が増加している理由
ライブ配信アプリの市場規模は年々大幅に増加していると説明しましたが、なぜそこまで増加傾向にあるのか気になりますよね。その理由は複数あります。
■孤独感の解消とつながり
まず初めにコロナが関係してくるという観点からいれば、孤独感を解決できるといった理由があります。コロナが流行り始めてからというもの、友人と買い物や外食に行く機会が大幅に減ったという方がほとんどでしょう。そんな時にライブ配信があれば、リアルタイムで話している人がいる・コメントしている人がいる、といった人とのつながりをネット上で感じられます。作り込まれた動画やテレビ番組とは違い、配信者に向けてのコメントや後で解説する投げ銭機能なども活用すれば、配信者と時間を共有できて孤独感の解決につながります。とくに一人で暮らす社会人は、休みの日に家族や友人と会えないことで寂しさを感じる方が多いかと思います。そんなときにライブ配信を見ながらお酒を飲むなど、居場所としての利用方法もあるため「人とのつながりを感じたい」というユーザーの思いからライブ配信の市場が増加していると考えられます。また、配信者側にとって初めやすく成功しやすいという点も増加傾向にある一つの理由です。
■配信者の参入ハードルが低い
ライブ配信者は誰でも手軽に、スマホ1台あればすぐに始められます。難しい編集作業で時間をとられずに、雑談や自分が定めた好きなテーマについて配信するだけでライブ配信者になれます。その上で視聴者数を伸ばしていくためには、トーク力やさまざまな工夫が必要になってきますが、定期的に何時間か配信するだけでも毎回見にきてくれる固定のファンが付くかもしれません。固定のファンをつけるにはある程度の時間を要しますが、投げ銭機能などでいくらかお金を稼げることもあるでしょう。このように簡単に始められて成功しやすいという点も、増加の要因になっています。さらに近年では副業のニーズの高まりや、在宅ワークへの注目によってライブ配信を始める人が増えています。副業にもさまざまな仕事が存在しますが、SNSの時代だからこそライブ配信に興味を持つ人が増え、それが市場規模の増加にもつながっているのでしょう。
5Gがライブ配信の市場規模の追い風に
さまざまな理由があって増加しているライブ配信の市場規模ですが、実は5Gが広がっていることも追い風になっているのです。それでは、5Gが広まることとライブ配信にはどういった関係があるのでしょうか。理由としてまず1つ目に挙げられるのが、ライブ配信における遅延が少なくなるという点です。インターネットにつながっていれば誰でも配信・参加が可能なライブ配信ですが、ネット環境が悪いと映像や音声の遅延・ラグが発生します。よって配信者と視聴者の意思疎通がうまくいかなくなり、双方に大きなストレスがかかってしまいます。しかし、この時に通信速度の速い5Gにつながっていると、そのストレスは大幅に軽減され、ライブ配信に熱中する人を増やすことができます。そして2つ目の理由は、画質・音質が向上することです。5Gでは通信速度が早くなるうえに、画質や音質を大幅に向上させることもできます。ライブ配信に限らず、動画やテレビなどを見るときも画質や音質というのはかなり大切になってくるので、それらを向上させればより魅力的なコンテンツとなり、幅広いユーザーへライブ配信が浸透していけるでしょう。さらに、ここまで説明してきた遅延の減少と画質・音質の向上によって実現可能になるのが、仮想現実の技術です。仮想現実では「自分が仮想の世界にいるかのような体験」ができます。VRやARの技術が今後さらに進歩していくと、自宅にいながらもさまざまなスポーツの試合をその場で観戦しているかのような臨場感を味わえます。5Gの普及と技術の進歩により、ゴーグルやヘッドセットを着用するだけで、ライブ配信が目の前で行われているかのような体験をできるのはとても魅力的ですね。このように5Gがライブ配信の市場規模にもたらす影響は非常に大きく、これからさらに規模の増加が見込まれるでしょう。
市場規模の拡大にともなうライブ配信のビジネス活用方法
ここまでライブ配信の市場規模や将来性について説明してきましたが、一方で「ビジネスとして活用する方法はあるのか」と気になる方も多いのではないでしょうか。実際ライブ配信はさまざまな場面で活用されており、ビジネスとしても成り立っているので、ここではどういった活用方法があるのか紹介していきます。まずご紹介するのは、誰でも活用できる「投げ銭システム」です。ライブ配信では固定のファンや配信を見つけてくれた人が配信中に感謝などの意味を込めてお金を投げてくれる、つまりライブ配信上のファンから配信者への送金システムがあります。多くの視聴者から投げ銭をしてもらえれば、それなりに収益を得ることができるでしょう。個人で配信を行う場合は投げ銭がそのまま自分の収益になりますが、企業などで配信者を雇う場合は、事前に収益の分配方法を決めておく必要があります。そして次に紹介する活用方法は「コンテンツ販売」で収益を得る方法です。この方法は自分が持っている有益な情報などをテキストや動画として販売する方法で、ライブ配信を通して上手くプレゼンできれば視聴者からの購買につなげられるでしょう。これらの方法は収益に直結するものですが、それ以外にも新商品の発表会など、ライブ配信を活用して企業のPRもできます。このようにライブ配信は、ビジネスとしてもさまざまなシーンで活用できるのです。
まとめ
多くの人にとって需要があるため、近年ライブ配信の市場規模は大幅に増加しています。ビジネスでの有効活用や、5Gの広がりなどによってこれからさらに大きな規模となるでしょう。誰しもがSNSを利用する現代ではライブ配信が生活の一部になりつつあるため、各々の活用方法を考え、ライブ配信を活かしたビジネス参入に挑戦してみてはいかがでしょうか。